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礼拝Worship

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2024/7/14の礼拝

7月14日(日)10時30分より
メッセージ:「神のいのちの出来事」
聖書:ルカによる福音書7章11-17節
説教者:東間克美師


※どなたでも視聴できます。

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◆今日の箇所を読む時、まず前提として私たちが捉えておくべき大切なことがあります。それは、ここに示されていることは人間のドラマではなく、神のドラマであるということ。つまり、神のいのちの出来事がまさにここに起きたのです。12節『イエスが町の門に近づかれると、ちょうど、ある母親の一人息子が死んで、棺が担ぎ出されるところだった。その母親はやもめであって、町の人が大勢そばに付き添っていた』。『ちょうど』という言葉は「たまたま・偶然に」ということではありません。原文では「見なさい」という意味がありまして、主イエスと一人のやもめとの劇的な出会いのプロローグとなっている言葉です。物語はここから16節の『神はその民を心にかけてくださった』という神賛美のエピローグに向けて進んで行くのです。
◆13節『主はこの母親を見て、憐れに思い、「もう泣かなくともよい」と言われた』。この言葉は単なる口先だけの慰めの言葉ではありません。主ご自身が、もう彼女が泣かなくても済むことをこれからなさる、ということを表しております。14節『そして、近づいて棺に手を触れられると、担いでいる人たちは立ち止まった。イエスは「若者よ、あなたに言う。起きなさい」と言われた』。これは人間の生も死も支配される「いのちの主」の権威ある言葉です。ここで注目したいことは、主イエスは人から頼まれたのではなく、ご自身から主体的に行動しておられる、ということです。『近づいて』というのは「関心を持つ」ということです。もう一つ注目したいのは15節後半『イエスは息子をその母親にお返しになった』。この「返す」というのは、持ち主に戻すということではなく「与える」、という意味です。つまりこの母親は「神のいのちの出来事」を通して、息子を主イエスの御手から受けた、いただいたのです。
◆さてもう一つ目を留めたいことは11節『弟子たちや大勢の群衆も一緒であった』。そして12節『町の人が大勢そばに付き添っていた』という言葉です。つまりこの時、ナインの町には異なる2つの行列集団がいたのです。11節の『大勢の群衆』は賑やかなものであったように感じ取れます。一方12節の葬式の行列は、ひっそり静かなものであったと思われます。主イエスを先頭とする行列は何を意味するのでしょうか。やがて主イエスは十字架に架けられます。その時には、今この行列に伴う弟子たちは逃げ去り、また民衆も離れて行き、さらに「十字架に付けよ」と叫んでいくのです。しかし主は行列が乱されても、ただ一人十字架を通り、墓の中を通り、そして勝利の復活をされるのです。ですから主イエスの行列、それは「死に打ち勝つ、いのちの到来」を象徴的に指し示しています。葬列という「死の行列」と、主イエスの「いのちの行列」の出会い。その時、神の恵みによって「死の行列」が「いのちの行列」へと変えられていったのです。そしてこの2つの行列は1つの「賛美の行列」になりました。
◆ではこの「賛美の行列」は私たちにとって何を意味しているのでしょうか。それは教会のあるべき姿を指し示しているのです。ナインの町での葬列を呑み込んだ「いのちの行列」、「喜びの行列」は、主の日の礼拝に向けて教会へと向かう行列であり、そして礼拝後、教会から世に遣わされていく行列にほかなりません。今、捜真バプテスト教会を形成している私たちですが、自らの人生を振り返った時、かつては、救いの喜びを知らない行列に属していたかも知れません。しかし神は、私たちの滅びゆく魂を心にかけてくださり、御子イエスとの出会いを備えてくださいました。そして信じる者に「赦しと救いといのち」を与えてくださり、主と共に生きる「神のいのちの行列」に加えてくださったのです。
◆十字架と復活の主は、今も生きて働かれ、ご自身の民である私たち一人ひとりを心にかけてくださり、恵みの内に導いてくださるのです。このことこそ、私たちにとっての「神のいのちの出来事」にほかなりません。「神のいのちの出来事」。それは一度限りのものではなく、私たちの日々の歩みに於いて、毎日注がれている恵みの御業です。そして教会は、この福音という恵みの御業を告げ知らせる使命を、「いのちの主」から託されているのです。









前   奏    - 愛する神にのみ -    J.L.クレプス
招   詞   ヨハネの手紙一4章9節(下記)
賛   美   讃美歌21-578 平和を求めよう
主の祈り  
聖   書   ルカによる福音書7章11-17節 (新約p.115)
祈   祷
黙   想
説   教   「神のいのちの出来事」        東間克美師
祈   祷 
賛   美   讃美歌54年版二編194 おおみ神をほめまつれ
献   金  
感謝祈祷
賛   美   讃美歌21-27 父・子・聖霊の
祝   祷                     東間克美師
後   奏
分かち合い   

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神は、独り子を世にお遣わしになりました。その方によって、わたしたちが生きるようになるためです。ここに、神の愛がわたしたちの内に示されました。
(Ⅰヨハネ4:9)











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