8月18日(日)10時30分より
壮年会担当礼拝
メッセージ:「主の召しに応える」
聖書:フィリピの信徒への手紙2章13-14節
説教者:長谷川温雄師
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学ぶより出会い。「神とはどういう方か」と尋ねるより、神と出会う方が先です。ちょうど幼い子供が、親に出会うことで人生を生きるのと同じです。その意味から云うと、「出会う」とは「経験する」といって差し支えないと思います。地震に出会って、初めてその恐ろしさを経験するのです。
私がこの教会と出会ったのは、アジアー太平洋戦争を通して、自分の罪悪感と出会い、聖書を求めてこの教会に導かれたのです。実はミッションスクールにあったチャペルです。周囲が暗い時には、この塔は目立っていました。ところが戦争が激化するにつれ、爆撃されて焼け落ちてしまったのです。
この近くを通学路としていた私たち中学生は、それに気づきました。戦争のもたらす罪悪感を悩んだ私は、教会に救いを求めましたが、人間同士が殺しあうことに罪の意識が芽生え、罪の恐ろしさに畏怖(不安)の念を抱くようになりました。
ある年の年末祈祷会で千葉牧師にそのことを訴え相談しました。その時に示されたのが、今朝読んで頂いたフィリピ人への手紙だったと思います。
2:13 あなたがたの内に働いて、御心のままに望ませ、行わせておられるのは神であるからです。14 何事も、不平や理屈を言わずに行いなさい。
その後医師となり、さらには医療宣教師になる決断をしました。バプテスト同盟はそれを受け止めてくれましたが、中には反対される人もあったのです。「宣教師の時代は過ぎ去った」という人もあり、「宣教師はもう要らない」と考えた人も多かった」とヒンチマン師は書いています。個人の贖罪の願いが、教会全体の贖罪論となることに疑問を抱く人もあったかもしれません。
フィリピ人への手紙2章12節の問いかけは、逆に危うさを含んでいるかも知れません。(「だから、わたしの愛する人たち、いつも従順であったように、わたしが共にいるときだけでなく、いない今はなおさら従順でいて、恐れおののきつつ自分の救いを達成するように努めなさい。」フィリピ2:12)
罪の深さに直面し、人々の痛みを和らげる業に就きたいと願ったのです。この世の栄を捨てる決心を当たり前と思いますが、無理強いすることはできません。それは14節に述べられている「何事も不平や理屈を言わずに行いなさい」といわれていることに関係するのです。他の聖書によると「つぶやかずに」と訳されていますが、これはパウロたちの私たちに対する励ましの言葉だと取ることが出来ます。今私たちは新しい教会堂(チャペル)を建てようとしています。これがただ人間の建築物にならないように祈ろうではありませんか。
前 奏 - お応えします - Satkz
招 詞 出エジプト記3章10節(下記)
賛 美 讃美歌21-288 恵みにかがやき(1,2,5)
主の祈り
聖 書 フィリピの信徒への手紙2章13-14節 (新約p.363)
祈 祷
黙 想
説 教 「主の召しに応える」 長谷川温雄師
祈 祷
賛 美 讃美歌21-463 わが行くみち
献 金
感謝祈祷
賛 美 2024年主題賛美歌 作曲:小室尚子
祝 祷 小野慈美牧師
後 奏
分かち合い
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今、行きなさい。わたしはあなたをファラオのもとに遣わす。わが民イスラエルの人々をエジプトから連れ出すのだ。(出3:10)
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