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礼拝Worship

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2024/9/29の礼拝

9月29日(日)10時30分より
メッセージ:「招かれざる客の救い」
聖書:ルカによる福音書7章36-50節
説教者:東間克美師


※どなたでも視聴できます。

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◆場所はシモンという名のファリサイ派の人の家です。シモンは主イエスを自宅に招いて食事をしました。そこに「招かれざる客」である『一人の罪深い女』がやってきました。彼女は38節『後ろからイエスの足もとに近寄り、泣きながらその足を涙でぬらし始め、自分の髪の毛でぬぐい、イエスの足に接吻して香油を塗った』。その意味するところは何か。それはこの一連の行為の中に、この女性の主イエスへの愛と悔い改めが表れているのです。
◆47節『だから、言っておく。この人が多くの罪を赦されたことは、わたしに示した愛の大きさで分かる。赦されることの少ない者は、愛することも少ない』。主イエスはここで、人は愛することによって赦されるのではなく、赦されることによって愛するということを告げておられるのです。罪深い女性の愛が彼女に赦しをもたらしたのではなく、主に赦されたから愛が生まれたのです。主イエスの赦し、それは主を愛する者へと導いていきます。
◆48節『そして、イエスは女に「あなたの罪は赦された」と言われた』。罪深い女性は今、唯一罪を赦すことの出来るお方によって罪の赦しの宣言をいただいたのです。50節『イエスは女に「あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい」と言われた』。では「信仰」とは何でしょうか。「ヘブライ人への手紙」11章1節にこのような御言葉があります。『信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです』。「罪深い女性」が主の足を涙で濡らし、香油を塗ったという行為は、罪の赦しの宣言の前の出来事です。しかし彼女は、その悔い改めの行為を通して、まさに「望んでいる事柄」、「見えない事実」、すなわち「罪の赦し」というものを確信していたのではないでしょうか。「信仰」は「応答」を生み出します。彼女は主イエスの赦しと救いの恵みに、自らの愛をもって応答したのです。
◆さて、私たち自身もかつては主の前に「罪」という負債がありました。しかし、主イエスに出会い、イエスを主と告白したことによって、抱えていた債務がすべて帳消しにされた、赦されたのです。ここに債権者である主イエスの一方的な恵み、十字架の愛が示されております。この箇所を通して私たちは、教会の在るべき姿を教えられます。教会は安心して泣ける所です。なぜならばそこに主イエスがおられるからです。主が私たちの過ちを共に悲しみ、涙してくださる。その主イエスによって罪が赦されたゆえに、私たちは涙するのです。主は言われました。『安心して行きなさい』。これは「平安の中へと進んで行きなさい」という、罪の赦しをいただいた者に対する祝福の言葉です。
◆「赦し」、それは「信仰」によってもたらされます。ですから「信仰共同体」である教会は、赦された者の共同体である、そのように言うことも出来るのです。教会は赦しを求める人を歓迎する所であり、また赦された者の共同体です。教会にはファリサイ人シモンや救いを求める人がやって来ます。そのような人々すべてに対して「あなたを歓迎します」と迎える赦しの共同体、それが教会なのです。なぜならば「キリストの体」である教会には、赦しを与える主イエスが、教会の頭としてご臨在されるからです。シモンの家に入った二人の「招かれざる客」。それは罪深い女性と主イエスでした。その二人の「招かれざる客」同士の出会いがありました。そして主イエスは罪の赦しを与え、また罪深い女性は、その罪が赦された者として、愛をもって応答しました。まさに、このファリサイ人シモンの家が「教会」となったのです。
◆私たちもまた主イエスの救いに与る前は、神の国に於いて「招かれざる客」でした。しかし、悔い改めて、赦しを求めた時、主イエスご自身が、神の国へと導いてくださり、「赦し」と「救い」と「永遠のいのち」という、神の国の食卓へと招き入れてくださったのです。何という恵みでしょうか。主イエスは罪を憎み、罪人を愛されます。罪の告白、悔い改めがあるところに、主に在る赦しと救いが与えられます。このことこそ、十字架の本質にほかなりません。




前   奏   - ANDANTE RELIGIOSO - F.メンデルスゾーン
招   詞   詩編37編23-24節(下記)
賛   美   讃美歌21-226 輝く日を仰ぐとき(1,3,5節)
主の祈り  
聖   書   ルカによる福音書7章36-50節(新約p.116)
祈   祷   
黙   想
説   教   「招かれざる客の救い」         東間克美師
祈   祷 
賛   美   讃美歌21-510 主よ、終わりまで(1,2,4節)
献   金  
感謝祈祷
頌   栄   讃美歌21-27 父・子・聖霊の
祝   祷                      東間克美師
後   奏
分かち合い

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人の歩みは主によって確かなものとされ その人の道を主は喜ばれる。
彼は倒れても、打ち捨てられることはない。主がその手を支えてくださる。
(聖書協会共同訳 詩37:23-24)











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