横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

2025/2/23の礼拝

2月23日(日）10時30分より
講壇交換
メッセージ：「あなたがたの手で」
聖書：マルコによる福音書6章30-44節
説教者：髙橋彰牧師

※どなたでも視聴できます。

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関東学院教会は関東学院大学のチャペルで主日の礼拝を行っています。入口の上にはギリシア語で「神は愛です」(1ヨハネ4:16)と刻まれています。チャペル建設時の学院長B.L.ヒンチマン宣教師の愛唱聖句でした。1949年にアメリカから来日、宣教師主事となり、アメリカの教会に募金を呼びかけ、戦争してしまった日米の人びとの和解、荒廃した日本の将来を担う若者にキリスト教を土台にした教育を行うため関東学院六浦校地取得のために尽力されたそうです。日本各地の宣教を助けると共に、上京する人びとの受け皿となる都内拠点バプテスト教会設立にも力を注がれました。ヒンチマン師日本最後の1992年、そこにミャンマーのカチン族の人びとが大勢集うことになりました。ミャンマーは19世紀にアメリカのバプテスト派が最初に宣教師を送り福音を伝えた地域です。そこでの宣教の成果や困難な経験が活かされて日本のバプテスト宣教も展開されました。時を経て今度はミャンマーで軍のクーデターによる国難のために日本に逃れて来た人びとが迎えられ、共に歩む教会が東京に設立されています。神の愛はなんと大きなことでしょう。それぞれの時代と場所でなされた宣教の業や主に仕えて働いた人びとを結び合わせ実を結ばせるのです。わたしたちが「今日ここ」で行う神への奉仕と愛の業も、わたしたちが見通せる時間と場所を越えて神さまが豊かに実を結ばせてくださることを信じ期待したいと思います。
＜パンと魚の共食の奇跡＞
パンと魚の共食の記事はイエス・キリストの福音を伝えるのに欠かせない重要なメッセージだと改めて実感します。イエスさまの手で祝され裂かれ分けられたパンが今日まで世界の多くの人びとのいのちの糧になっています。パンを差し出すことは「あなたと共にこの世界で生きぬいてゆこう」という具体的な愛のメッセージではないでしょうか？この記事の直前には領主ヘロデが自分を批判するバプテスマのヨハネを殺した出来事が記されています。世の人びとは権力を持つ者たちの言動に一喜一憂させられます。そしてガリラヤの群衆は飼い主のいない羊のようになっていました。しかし聖書は、迫害の危険を逃れた「寂しい所」でイエスの手から分けられたパンに印象深く注目させます。ここから世界が真に造り出され、人びとが生かされるのだと。そしてイエスさまは弟子たちに「あなたがたの手で食べ物をあげなさい。」(37節：聖書協会共同訳)と励まし促すのです。イエスさまの働きにわたしの手も差し出して、わたしたちを共に生かそうとするいのちの神の大きな愛に繋がりたいと願います。
＜「アトゥトゥ」はビルマ語で「共に」＞
2021年2月、民主化が進んでいたミャンマーで軍が再びクーデターを起こして政権を奪いました。以来4年も軍による市民攻撃と強制支配、社会の混乱が続いています。クーデター直後からキリスト者有志で共に祈るオンラインでの会を始めました。毎週金曜日の祈り会は先週で211回になりました。「アトゥトゥミャンマー」と名付け支援活動も続けています。厳しい状況が続きますが、うめき抗うように神に祈りの声を共に上げ続けてきた中からこそ生み出される知恵や協働もありました。昨年、タイのメーソットに国外避難した人びとのこどもたちを支援する学校が立ちあげられました。そこで提供する給食費用を今年から支援し始めました。「共にこの世界で生き抜いてゆこう」という祈りと愛の業として実を結ぶことを信じ期待しています。
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前　　　奏　　　－罪なき子羊－　　　　　　　　　　J.S.バッハ
招　　 詞　　 ヨハネの手紙一4章16節（下記）
賛　　　美　　　讃美歌21-56 主よ、いのちのパンをさき
主の祈り
賛　　　美　　　－イエスきみはいとうるわし－　　　　　聖歌隊
聖　　　書　　　マルコによる福音書6章30-44節 (新約p.72)
祈　　　祷　　　
賛　　　美　　　讃美歌21-170(1,2,5) わが魂よ、主をたたえよ
黙　　　想
説　　　教　　 「あなたがたの手で」　　　　　　　　　髙橋彰牧師
祈　　　祷　
賛　　　美　　　讃美歌21-480 あたらしい時をめざし
献　　　金　　
感謝祈祷
賛　　　美　　　讃美歌21-91 神の恵み豊かに受け
祝　　　祷　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　髙橋彰牧師
後　　　奏　　
分かち合い

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16わたしたちは、わたしたちに対する神の愛を知り、また信じています。
神は愛です。愛にとどまる人は、神の内にとどまり、神もその人の内にとどまってくださいます。(Ⅰヨハネ4:16)

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