3月16日(日)10時30分より
受難節第二主日礼拝
メッセージ:「父の涙」
聖書:ヨハネの手紙Ⅰ4章9-11節
説教者:小野慈美牧師
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放蕩息子のたとえ(ルカ15:11-32)を、父親の視点からとらえてみましょう。父は、息子が家を出ていくことを認めたのですが、見放したのではありません。愛は強制できないのです。これは「人間の自由意志」のテーマでもあります。そもそも神はどうしてエデンの園に食べてはならない木をあえて造られたのか。その木が無ければ、アダムとエバは罪を犯すこともなかった。しかし、それでは、人間はロボットであり、神と人間との間に愛の関係は成り立ちません。神は人間を愛するがゆえに、ご自身にそむく可能性をさえお与えになったのです。
息子が帰ってきたときの父の描写に父の心が示されています。
ルカ15:20 そして、彼はそこをたち、父親のもとに行った。ところが、まだ遠く離れていたのに、父親は息子を見つけて、憐れに思い、走り寄って首を抱き、接吻した。
1)父はずっと待っていた
父は、息子が帰ってくるのを待ち続けた。息子が帰ってきた日に、たまたま家の入口にいたのではなく、毎日そこにいたのです。だから、やせ細って、ぼろぼろの服を着て、髪の毛はぼさぼさで、変わり果てた姿であるのに、遠くからでも、それがわかった。愛があるからです。
2)父は恥をも顧みず走り寄って迎えた
当時の服装は、今日の中東の男性が着ているガウン状のもので、走りにくいです。さらに中東では、緊急時を除き大人が走ることはとてもみっともないことです。父は、息子を愛するゆえに、自分自身の威厳が失われるという犠牲を払ってまで、息子に近づき、迎え入れたのです。
3)父の一方的な無条件の愛
放蕩息子は父の財産を使い果たし、何の償いもできない状態で、帰ってきました。聖書の中で、「悔い改め」と訳されている言葉は、「方向転換」という意味です。何か良いことをして償いをし、まっとうな人間になるという「改心」ではなく、方向転換をして、父のふところに飛び込む「回心」です。本来は、息子がしなければならない償い、犠牲は、すべて父の側がしてくれた。息子はただ、父の懐に飛び込むことだけでした。
放蕩息子のたとえは「お話」です。しかし、たとえの中の、父の痛み、悲しみ、恥、犠牲は、イエス・キリストの十字架においては、お話ではなく、現実となったのです。
岩渕まことさんが作詞・作曲した「父の涙」という歌があります。娘さんが、小1の8月に脳腫瘍が見つかり、翌年10月末、8歳の命を終えました。愛する娘を失ったとき、十字架の出来事の背後にある神の痛みはこのようなものではなかったのかという気づきを与えられた。
1) 心にせまる父の悲しみ 愛するひとり子を十字架につけた
人の罪は燃える火のよう 愛を知らずに今日も過ぎて行く
(繰り返し)十字架からあふれ流れる泉 それは父の涙
十字架からあふれ流れる泉 それはイエスの愛
2) 父が静かにみつめていたのは 愛するひとり子の傷ついた姿
人の罪をその身に背負い 父よかれらを赦してほしいと
独り子が十字架の苦しみは、父なる神ご自身の痛みでもありました。それは父なる神の人間に対する愛ゆえの犠牲です。放蕩息子を受け入れるために必要なことを父がすべてしたように、罪ある人間が神に赦され受け入れていただくために必要なことを、神がすべてなしてくださった。独り子の命を十字架にかけてまで、私たちの存在・命を重んじてくださったのです。
Ⅰヨハネ4:10 わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して、わたしたちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。ここに愛があります。
。
前 奏 - マジェスティ - Arr. Atsuko Suzuki
招 詞 詩編130編5-6節(下記)
賛 美 マジェスティ
主の祈り
聖 書 ヨハネの手紙Ⅰ 4章9-11節 (新約p.445)
祈 祷
賛 美 フリー
説 教 「父の涙」 小野慈美牧師
祈 祷
賛 美 父の涙
献 金
感謝祈祷
賛 美 主イエスはきずな
祝 祷 小野慈美牧師
後 奏
分かち合い
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5わたしは主に望みをおきわたしの魂は望みをおき御言葉を待ち望みます。
6わたしの魂は主を待ち望みます。見張りが朝を待つにもまして
見張りが朝を待つにもまして。(詩130:5-6)
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