9月7日(日)10時30分~11時30分
メッセージ:「我信ず」
聖書:ヘブライ人への手紙11章1-2節
説教者:小野慈美牧師
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キリスト教の信仰とは、どのような内容なのですかと聞かれたとき、どのように答えたら良いのでしょう。自分なりに答えられるようにしたいと思います。あなたがたの抱いている希望について説明を要求する人には、いつでも弁明できるように備えていなさい。1ペトロ3:15
<使徒信条とは>
当教会では、聖餐式の中で、「教会の約束」を唱和します。これは、バプテスト教会の特徴です。教会の約束とは、バプテスト教会のメンバーとしてどのように教会生活をするか、個人としての信仰生活をするかという約束の内容です。
日本基督教団などの多くの教会では、礼拝の中で「使徒信条」が唱和されます。(「讃美歌21」p.146 93-4)。信条とは、キリスト教の信仰の内容を言い表したもの、いわば「信仰のまとめ」です。「使徒」は、「イエス様の弟子たち」を意味しますが、使徒信条は、使徒たちが書いたのではなく、使徒たちから受け継いだものという意味です。つまり、キリスト教会では、その始まりから、このことを信じてきたのだということです。使徒信条は2世紀ころから用いられるようになり、4世紀に現在の形になりました。内容は①父なる神を信じます、②救い主イエス・キリストを信じます、③聖霊を信じます、という三つのことを告白しています。そして全体の3分の2ほどが、イエス・キリストについての内容です。使徒信条は、今でも、カトリックはもちろん、イギリス国教会(聖公会)、プロテスタントの主要なグループで用いられています。バプテスト教会は、聖書が第一だということで、信条を持っていません。聖書よりも、信条を上に置くようになってはならないという態度です。しかし、それは使徒信条で言い表されている信仰内容を否定しているということではありません。
<使徒信条の冒頭 Credo>
そこで、これから、しばらくの間、キリスト教会がそもそも何を信じているのかということを知るための材料として「使徒信条」で語られていることを取り上げていこうと思います。使徒信条の最初の言葉は、ラテン語で 「Credo」、日本語では「我信ず」です。この「Credo」は、単なる宗教的な知識や習慣を超えて「神に自分の全存在をゆだねる」 という告白を意味します。
<見えないものを信じる>
神様は見えません。見えないものは、信じられないのか。ヘブライ11:1 信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。「望んでいる事柄」とは、「神の約束」と言ってもよいでしょう。つまり、神様は目には見えないけれども、聖書にしるされている『神の約束』を信頼すること。それが信仰だということです。人間同士でも、誰かを信じるというのは、その人の言葉を信じることです。相手は見えます。しかし、信じるのは、相手の見えない部分、つまりその人の心です。あの人は信頼できる。それは、多くの場合、その人の言葉が信頼できる、真実であるということを意味します。
<神の言葉への信頼>
11:3 信仰によって、わたしたちは、この世界が神の言葉によって創造され、従って見えるものは、目に見えているものからできたのではないことが分かるのです。
私たちは、ふだんの生活の中でも、実は見えないものを信じている。つまり、その人の言葉を信頼している。神の言葉とは、神様のご意思表明、我信ずとは、この神様の言葉、ご意思を信じる。神様の言葉は信頼して良い。神様はご自身の言葉を裏切ることはなさらない。わたしたちの信仰は心もとない。そのとき、神様はどういうお方なのか、神様は何と言っておられるのか。私の信心深さに根拠を置くのではなく、神様の言葉、神様のご意思、神様のおっしゃることに信頼を置く。それがCredo,我信ずということの意味です。
前 奏 - とびらの外に - D. ウィットマン
招 詞 詩編63編3-5節(下記)
賛 美 讃美歌21-18 「心を高くあげよ!」(1,2,3)
主の祈り (「讃美歌21」 93-5-B 日本キリスト教協議会統一訳)
賛 美 - 信仰うけつぎ - 聖歌隊
聖 書 ヘブライ人への手紙11章1-2節 (新約p.414)
祈 祷
賛 美 讃美歌21-394 信仰うけつぎ
黙 想
説 教 「我信ず」 小野慈美牧師
祈 祷
賛 美 讃美歌21-458 信仰こそ旅路を(1,3,4)
献 金
感謝祈祷
聖 餐 式 (「教会の約束」を唱和 )
賛 美 2025年主題賛美歌 作曲:小室尚子
祝 福 小野慈美牧師
後 奏
分かち合い
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今、わたしは聖所であなたを仰ぎ望み あなたの力と栄えを見ています。
あなたの慈しみは命にもまさる恵み。わたしの唇はあなたをほめたたえます。
命のある限り、あなたをたたえ 手を高く上げ、御名によって祈ります。
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