横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

2025/10/19の礼拝

10月19日(日）10時30分～11時30分
召天者記念礼拝
メッセージ：「死後の行き先は？」
聖書：ヨハネの黙示録21章1-7節
説教者：小野慈美牧師

※どなたでも視聴できます。

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序）人は死んだらどうなるのか。一般的には｢天国に行く｣というような言い方をします｡では、その｢天国｣とは何なのでしょう。私たちは｢三次元｣の0世界に生きていますから､時間と空間に縛られています。しかし、神は永遠のお方であり、永遠とは時間と空間を超える世界です。天国を､時間と空間の延長で考えるのであれば､死んだら｢どうなる｣のかはわかりません。ただ、｢天国｣を｢永遠の命｣という言葉で置き換えるならば「永遠の命」とは神との交わりの中で生きることですから、死後の行き先は、「神と共にある」命です。
Ⅰ)人と共に住む神
「見よ､神の幕屋が人の間にあって､神が人と共に住み､人は神の民となる。」(黙示録21:3)旧約の時代「幕屋」とは、荒野を旅する民のただ中に神が共におられるしるしでした。今やその「幕屋」が、天から下ってくる。つまり、聖書が語る希望の根拠は「私たちが天に行く」のではなく、「天が地に降りてくる」ことにあります。すでに神がここに住んでいてくださるのです。召天者の方の中には、いわゆる天寿を全うした方も多くおられますが、若くして亡くなった方、事故や突然の病などのために亡くなった方も少なくありません。突然亡くなった方のご家族の喪失感、悲しみは大きいものがあると思います。しかし、生きた年月が長かろうが短かろうが、穏やかな死であろうが突然の死であろうが、神様はおひとりおひとりの人生を尊んでくださり、共にいてくださいます。
Ⅱ）涙をぬぐってくださる神
　その神様の心は主イエスによって知ることができます。親しくしていたマルタ、マリアのきょうだいラザロが比較的若くして死にました。その死に接したとき、「イエスは涙を流された」(ﾖﾊﾈ11:35)のです。主イエスは、人の死の悲しみを知っておられました。「3神は自ら人と共にいて､その神となり､４彼らの目の涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく､もはや悲しみも嘆きも労苦もない」(黙示録21:3-4)｡神は「涙をぬぐってくださる」と言われます。「涙を無視する」のでも「涙を禁止する」のでもありません。むしろ、神ご自身が私たちの涙をぬぐい取ってくださり、慰めてくださるのです。悲しみの否定ではなく、悲しみを包む愛です。
ある母親が若くして病で亡くなったとき、5歳の子どもが祈りました。「イエスさま、ママの涙をふいてあげてください。」これは、天に召された方の私たちに対する言葉でもあります。神は、私たちの涙を、そして、召された方の涙をぬぐってくださるのです。愛する人を失った悲しみの中で、「神はどこにいるのか」「なぜこのようなことが起こるのか」と問いたくなることがあります。しかし、聖書は告げます。「神は遠くにおられるのではなく、涙のそばに住まわれるのだ」と。
Ⅲ）命の水、命の冠を与えてくださる神
「わたしはアルファでありオメガである。初めであり、終わりである。渇いている者には命の水の泉から価なしに飲ませよう。」（21:6）アルファはギリシャ語アルファベットの最初の文字、オメガは最後の文字です。不条理としか思えないことがあっても、神の支配は最初から最後まで貫かれていることを意味します。この「命の水」とは、神の永遠の命の象徴であり、どんなときも神が共にいてくださるという約束です。「死に至るまで忠実であれ。そうすれば、あなたに命の冠を授けよう」(黙示録2:10)。私たちの心が揺れ動く時にも、いつも神は真実なお方であることを忠実に信頼するならば、神は私たちに｢命の冠｣を授けてくださいます。今既にその輝きに生かされ始めています。

前　　　奏　　　－ 主よ、わが助けよ －　　　　　　C.S.ラング　
招　　 詞　　 ヨハネによる福音書11章25節(下記)
賛　　　美　　　讃美歌21-226 輝く日を仰ぐとき(1,4,5)
主の祈り　　　
聖　　　書　　　ヨハネの黙示録21章1-7節 (新約p.477)
祈　　　祷
賛　　　美　　　讃美歌21-580 新しい天と地を見たとき(1,3,4)　　　　　　　　　　
黙　　　想　
説　　　教　　 「死後の行き先は？」　　　　　　　　 小野慈美牧師
祈　　　祷　
召天者記念式
賛　　　美　　 讃美歌21-385 花彩る春を
献　　　金　　
感謝祈祷
賛　　　美　　　2025年主題賛美歌　作曲：鈴木敦子
祝　　　福　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　小野慈美牧師
後　　　奏
分かち合い

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イエスは言われた。「わたしは復活であり、命である。
わたしを信じる者は、死んでも生きる。

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