横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

教会広報担当が発行する教会機関誌「おちぼ」年数回の発行で、教会員、幼稚園へ配られます。

おちぼ123号　｢神の作品の１ピースとして｣

■｢神の作品の１ピースとして｣
　　　　　　　　　　　　　　東間 千鶴子

主は人の一歩一歩を定められる 詩篇37編23〜24節

　捜真バプテスト教会に導かれ、信仰をいただいたことを深く感謝いたします。
　私たちは思いがけない事に出会うたびに、神様と語り合います。旧約の時代から、人々は「人間はいったい何者でしょう」と神様に問い続け、神様を求めてきました。私も今、改めて「神様私は何者でしょう。小さなものであるにもかかわらず、神様に用いられ豊かに祝福されて、今ここにあるとは」と涙して問うています。

　捜真幼稚園に導かれ、教会学校に通うようになり、中学３年のクリスマスにバプテスマへと導かれました。幼稚園の先生に憧れ、関東学院幼稚園に就職し、３年後捜真幼稚園に迎えられました。この36年間、夫や母や娘たちをはじめ、天上にある方々も含めて、本当に多くの方々に支えられて大好きな保育に携わる事ができました。感謝の思いでいっぱいです。教会・幼稚園のみなさまの励ましや祈りのうちに夢中で過ごしてきました。聖書のみことばから力をいただいて、何より神様に赦されながら歩んだ毎日でした。共に笑い共に泣いた日々は、わたしの宝物です。
　　　
神様は私たちの苦しみや悲しみの中にこそ、助け主となり全能の神様自身を示してくださいます。１年前の乳癌の手術や治療の中では、癒しの力、共にいてくださる喜び、最善と導かれる神様を確信し、感謝に堪えません。また、60年近くを過ごしてきた捜真を離れる事は、私の計画には全くない事でした。でもそのことを通しても、「主が私の一歩一歩を定め、御旨にかなう道を備え導いてくださる」信仰を神様は確かなものにしてくださいました。誰も明日を知る事はできません。私たちは神様の計画すべてを知る事は許されていません。もし私が何かをいただいたとしても、我が物ではなく、次の者に託し与えていくのです。こうしてすべての希望を神様にゆだねるとき、神様は私たちを神様の業に参与させてくださり、まさしく神の国を創る１ピースとして豊かに用いてくださいます。

　捜真幼稚園の歴史を思うとき、千葉勇先生・天野功先生・森島牧人先生・惠先生を始め、これまで幼稚園を支えられた先生方に敬意と感謝を覚えます。
また、園児・保護者・教職員がまことに園の歴史を担う大切なお一人お一人であることを覚え、神様の選びを嬉しく感謝いたします。

　創立55年を迎えている園は今までも大きな変化をしてきました。宗教法人から学校法人へ、３歳児保育開始、子育て支援事業など地域のニーズにも応え、信仰をもって決断してまいりました。現在新しい事業「預かり保育平日型」を始め、新保育室建設が着工されようとしています。この計画も神の国の実現の一つと確信します。

　今後も捜真教会・捜真幼稚園を神様が祝福で満たし、次々信徒が起こされ、福音が大胆に宣べ伝えられる器として用いられますように祈ります。私もいつも喜び、絶えず祈り、すべてのことを感謝する日々を送りたいと願います。

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