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横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

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教会広報担当が発行する教会機関誌「おちぼ」年数回の発行で、教会員、幼稚園へ配られます。

おちぼ 125号 リードオルガンからパイプオルガンへ

■リードオルガンからパイプオルガンへ
                 徳田 博子

捜真教会のオルガンは、創立時のリードオルガンから始まり、一時、ロジャースのパイプ付き電子オルガンを借り受けていた時を経て、本格的にオランダのカントール電子オルガンを設置したのが1988年でした。以来、電子オルガンとはいえ、ペダル付き三段鍵盤の本格的なオルガンが捜真教会の礼拝で活躍をしました。しかし、当初から不具合による故障が多かったカントールオルガンが15年以上を経過して、いよいよ電気製品の宿命というべき寿命がきていました。それはちょうど、森島牧人牧師、惠牧師が着任して間もなくの頃でした。
 そこで、新しいオルガンを考えることになった時、手軽に電子オルガンを買い替えるか、高価ではあるが永久的に使えるパイプオルガンにするかの議論がなされました。「パイプオルガンは建物と共にあるもので、まず、礼拝堂を立て替えてから」「何千万円もするパイプオルガンでなくても充分礼拝できる」など、さまざまな意見が出されましたが、それを方向付け、リードしていったのが森島両牧師のお働きでした。
 横浜オルガン工房、マナオルゲルバウの製作者による説明会を開き、両方の利点、欠点を聞きながら考え、最終的には総会議決によってパイプオルガンに決定しました。
 オルガン募金委員長を任命された時には、不安でいっぱいの私に「大丈夫、神さまが必要とあれば必ず成し遂げてくださると確信しますから」という力強い牧師の言葉に背中を押されて、安心してその任に当たることができました。
 そして、その言葉通り神さまは必要とされたものを充分備えてくださり、2千万円の募金は、CSや幼稚園保護者の協力も得て、それを超えるほどに満たされました。
 イエスさまの宣教のわざは、一つ所に留まるのでなく、つねに前に向かって歩んでいくことを思い起こせば、教会はいま、未来に向かって歩んでいく途上にあります。
 パイプオルガンを聴いて育つ子供たちが、将来オルガニストになり、聖歌隊で歌う人になることはとても楽しみなことです。
 神さまのみ言葉を歌い、奏する音楽は、大切な伝道のわざとしてこれからも大きく用いられるよう願っています。
 Soli Deo Gloria「ただ神にのみ栄光があるように」