本文へスキップ

横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

お問い合わせはTEL.045-323-2967 

〒221-0804 神奈川県横浜市神奈川区栗田谷42-43

機関紙paper

  機関紙 > おちぼ124号 > おちぼ124号 震災ボランティアに参加して(活動記)

教会広報担当が発行する教会機関誌「おちぼ」年数回の発行で、教会員、幼稚園へ配られます。

おちぼ124号 震災ボランティアに参加して(活動記)

■震災ボランティアに参加して(活動記)
藤巻正悟・近藤秀樹・寶木原健一

未曾有の被害をもたらした東日本大震災。あまりに大きな響で震災後の復旧には大きな時間がかかっている。その中よる地道なボランティア活動が各地域で大きな力となってを推し進めている。
日本バプテスト同盟を中心としてボランティア活動がまとめられ、捜真バプテスト教会からも三人の方がボランティア活動に参加されました。今回「おちぼ」ではボランティアに参加した感想ではなく、その活動内容を掲載させていただきました。その活動を通して同盟各教会が支え合い、助けあう姿を読んでいただけると思います。


4月26日(火)
朝 日本バプテスト神学校にボランティア参加者集合。塩釜に向けて出発。
夕 塩釜教会(本町会堂)に到着。最初に避難場所の案内等をされる。未だに地震がおさまっていないことを実感させられる。
(気仙沼組)渡邊さゆり牧師(曽根)・田島慶康牧師(池田)・丸茂誠兄(聖路)・藤巻の4名、塩釜キリスト教会(本町会堂)を出発。
(塩釜組)近藤、寶木原は塩釜に残り、関西部会の青年2名と山田崇浩牧師と共に塩釜教会の周りを軽く見学。
夜 (気仙沼組)錦織バプテスト教会に到着。夕食をご馳走になりながら、藤岡荘一伝道師とご夫人より、地震のこと、津波のこと、救援活動のこと、教会や保育園の現状等について聞く。教会の和室に宿泊。錦織教会では何度か余震を経験することとなり、そのたびにやや緊張した。
(塩釜組)先にボランティア活動をしていた大矢直人牧師(東京平和)一行と合流。夕食をとりつつボランティア活動の様子や当日の話を伺う。教会の礼拝堂に宿泊。

4月27日(水)
朝 (気仙沼組)車で1時間少々かけて気仙沼市へ移動。海沿いにおける津波被害の甚大さを、車窓から目の当たりにする。日本バプテスト気仙沼教会に到着し、臼井嘉男牧師ご夫妻に挨拶。
(塩釜組)朝食後、大矢師・関西の青年1名・近藤・寶木原の4名で地元に開設されている災害ボランティアセンターに行き、ボランティア活動のマッチングを受ける。
日中 (気仙沼組)田島師と藤巻は、市内に漂う悪臭を緩和するための消毒・除菌作業に従事。市内の道路や側溝に、EM(有用微生物群)という2種類の薬剤をひたすら散布して回る。この日、一緒に作業したのは総勢20名程度だった。ずっと中腰の姿勢での作業だったため、肋骨付近で肉離れを発症する(後日発覚)。
(塩釜組)被災している個人宅の庭のがれき撤去作業に従事。スコップとネコ車を使い、人力で作業を行う。
夕 (気仙沼組)気仙沼教会の教会員の案内により、気仙沼の港へ車で連れて行ってもらう。港とその周りの町は文字通りの壊滅状態であり、言葉を失う。津波のせいで陸地に乗り上げてしまったいくつかの大きな船を見て、衝撃を受ける。
(塩釜組)作業終了後、自衛隊沖縄第15後方支援隊が設置したお風呂に入る。自宅のお風呂が壊れてしまっている方がいるが、利用者が居なくなると撤収しなければいけなくなるので、ボランティアも積極的に利用してほしいとの事。
夜 (気仙沼組)錦織教会に帰着。夜の祈祷会に参加し、皆で心を合わせて主による慰めを祈った。
(塩釜組)大矢師一行はこの日でボランティア最終日の為、一人ひとりの報告を聞く。

4月28日(木)
朝 (気仙沼組)昨日同様、車で気仙沼市へ。
(塩釜組)朝の散歩をしていたボランティア1名が縁石に乗り上げて動けなくなっている車を見つけ、教会に居たボランティア一行で車の救出作業を行う。
その後、大矢師一行は出発。近藤・寶木原と関西の青年2名・山田牧師夫人・塩釜教会員1名と共に支援物資が集まっている塩釜ガス体育館へ出発。
日中 (気仙沼組)気仙沼教会で、臼井師のお手伝い。荷物運びといった肉体労働、救援物資の支援者のリスト作りといった事務作業等。現地に行けば、お手伝いできることがいくらでもあることを知った。
(塩釜組)衣類の選別。まとめて送られてきたものを男女別・サイズ別に分けて、支給しやすくする。
夕 (気仙沼組)藤岡師と共に避難所をいくつか訪ねて、それぞれで必要とされている物資をお届けした。一口に避難所と言っているが、場所によって状況は全く異なることに驚いた。2泊お世話になった錦織教会に別れを告げ、塩釜へ向かう。
(塩釜組) 塩釜教会員の方に教会墓地等を案内して頂く。主要なところは復旧しているが、まだまだ完全復旧にはほど遠い事を目の当たりにする。
夜 (気仙沼組)塩釜教会(本町会堂)に到着。関西部会の青年2名と再会し、夕食をとりつつお互いの体験を報告し合う。また、3月11日以降の状況について、山田師からさまざまな話をうかがうことができた。そのまま宿泊。
(塩釜組)近藤と寶木原は所用の為、気仙沼組が戻る前に塩釜教会を出発。深夜に横浜帰着。

4月29日(金)
早朝 (気仙沼組)塩釜を出発。横浜に向けてひたすら走るが、ゴールデンウィーク初日であり、途中渋滞に巻き込まれる。
午後 (気仙沼組)戸塚(神学校に無事到着。渡邊師と関西部会の青年2名は、引き続き大阪に向かった。